海外キャッシングでの両替
海外に現金を持っていく方法として両替が一般的であったが、近年は手数料が手頃なクレジットカードの海外キャッシングが注目されている。本稿ではクレジットカードの海外キャッシングとATMの操作について紹介する。
クレジットカードやキャッシング、借金と聞くと反射的に拒む日本人は多いが「正しく怖がる」ことで両替手数料と比較して1/10の負担で済むことが多いため、ぜひ理解の上で活用されたい。
キャッシング
キャッシングとはクレジットカードに付与されている与信枠内で現金をカード会社から借りるものである。後日キャッシングで利用した分が毎月指定された日に口座から引き落とされる。
手軽に現金を借りられる一方でほぼすべてのクレジットカード会社で利子が年利10%強に設定されており、実際に貸与された額より多く請求が来るので注意が必要である。また返済方法がリボ払いに設定されていると毎月の返済が一定額におされられる一方、実際に利用した額とはかけ離れた請求額になることがあるのでさらに注意が必要である。
海外キャッシング
海外におけるキャッシングのこと。国内におけるキャッシングと異なり現地通貨をATMで受け取れる。現地のATM手数料(数百円)と為替手数料(約2%)がかかるものの、近年では両替手数料と比較して安く収まることが多いことから、これを活用して両替の代わりに海外キャッシングをすることで現地通貨を手に入れることが主流である。
ATM操作
- カード挿入口が細工されていない確認する
- 暗証番号を他人に見られないよう常に周囲を気にする
- 請求を必ず現地通貨を選択する。日本円に変換(Convert)しない。
日本円を選択してはいけない
convertしますか?と聞かれてもしてはいけない
大事なことなので3回書きました。さもないと両替より高くつきます。
手順
タッチパネルになっている端末と、海外ではよくある画面両サイドに物理ボタンがついている端末、タッチパネルパネルも物理ボタンも対応してる端末がある。
カード挿入
(言語表示が日本語が選択できる場合してもよい)
暗証番号入力。周囲確認とカメラ等設置されていないか確認し、手元はできる限り隠す。
withdrawal(引き出し)を選択
creditを選択
現地通貨で引き出す金額を入力する。多くのATMには20$と50$札しか入っていないため、この組み合わせで引き出せる金額を指定する。
銀行窓口併設のATMだと10$や100$冊が出せたりするけど割と少数である。
この辺りでレシートの有無、ディスプレイ表示するだけにするかを聞かれる。必ずレシート出力にしてクレジットカードの引き落としまで取っておく。
ATM手数料が表示される。引き出す金額と平日か土日祝日かで手数料が変わる。(ただしエポスカードだとこの手数料が請求されたことない。ご存知の方コメントで教えてください)
現地通貨請求か日本円請求か選択する。カード会社からの請求までの間の数日間で為替が10円動くみたいなことがない限り日本円を選択するメリットはない。やめろ。
晴れて現金とレシートが出る。ひとまずおつかれさまでした。
AC アコムカード(最短即日) または エポスカード(最短2〜3日後)等で繰り上げ返済をする場合 繰り上げ返済の手続きを行う必要がある。
繰り上げ返済を行わないと金利が1日単位でかさむので早めに行う必要がある。
まとめ
クレジットカードの海外キャッシングを活用した現金両替方法を解説した。オーストラリアの銀行口座を持っている場合はWiseで送金したほうが手軽かつ料金が安く済む場合もあるので、比較して検討されたい。(記事:https://wiki.boustralia.com/wise/)